■一口に偶然といっても、似たような2つの言葉があります。
1つはシンクロニシティ、もう1つがセレンディピティです。
どう違うのでしょうか。
シンクロニシティは「現象」であり、セレンディピティは「偶然の幸運を手に入れる」という意味で「成果」の意味も含まれます。シンクロニシティは「意味のある偶然の一致」という「現象」であり、何かをなすことで得られた成果ではありません。よって、両者の意味は異なります。
「無意識の作用が働く」という側面では一致していますが、シンクロニシティは、人間の意思の力だけで、こうすれば必ず起こせるというものではなく、「無意識の作用によって偶然的に立ち上がる出来事や現象である」ということです。
セレンディピティは「幸運な偶然を手に入れる力」という意味で一般的に使われます。そこでの「手に入れる力」には、行動する力、価値に気づく力、成果につなげる力、という3つの力が必要だという意味合いが含まれています。
意識的に動いてやった結果がセレンディピティであり、無意識で起きた現象がシンクロニシティということです。
どちらにせよ、この「偶然」、いい時も悪い時もあるのですが、できればセレンディピティの偶然がいいですね。
いい意味でのセレンディピティに感謝! これが起きるように日々精進!!