■アマゾン潜入取材というのが週刊誌で連載され、最近は単行本となって出版されています。
私は週刊誌で読んだのですが、このアマゾン内部の働き方が凄まじいですね。ハンディ型の端末を持って、注文品のあるところへ、何分以内で到達し、発送レーンに乗せる、この仕事の繰り返しで、トイレに行く暇さえなかったというような趣旨の文章が掲載されていました。
これを読んだ私は、アマゾンへの注文をしばらくやめたことでした(今はしています)。何か、労働者をこき使うような感じがして嫌になったからでした。
■さて、この映画、これを地で行く作品です。父親が配送業、しかもウーバーと似たような個人契約ですべてが自己責任です。母親は介護士でこれまた、24時間勤務みたいな感じです。
それでどうなったかというと、子どもたちがぐれだし、家族崩壊の危機に陥るという内容です。
終末は、やはりそれでも父親は仕事に出ていくという終わりです。いやはや、後味の悪い作品でした。
でも、これが現実なのかもしれませんね。世の中の厳しさ、働き方改革へと、声を大にして叫んでいかねばならないというのを教えてくれる映画でした。
こんな映画に感謝!!