■母が亡くなって早15年、よく母が出てきます。というか、自分がピンチになると、なぜか母にすがってしまうのです。
「どうしようかね、母ちゃん」とね。マザコンではないつもりなのですがね。
そんな時、母が30年くらい前に作ってくれた「丹前」が私の気持ちを安らげてくれます。母は着物縫いのプロでしたから、冬用に綿を入れた丹前を作ってくれていたのです。
母の手縫いの品、うーん、なんというか、目頭が熱くなってくるわけです。ひと針ひと針に母のぬくもりを感じることができるわけです。
だから、あまり多用はできません。大事にしないと、ほつれてしまって、妻の手が入ってしまいますからね。そうなると、純粋なる母の丹前ではなくなってしまうわけです。
こんな丹前、母の形見?に感謝!!