■いや、なんともいえない映画でした。
定年退職をしたので、あとは下り坂なのですよね。遠い先の話ではなくして、これから準備していかねばならない問題と考え、夫婦同伴で見てきたことでした。
90代の夫婦の老老介護の現場を生録画という映画で、女性監督のご両親の記録でした。
夫婦喧嘩の生々しい場面から、認知症を患った妻の世話をする夫の日常を描いてありました。
腰が曲がり切った状態での手押し車を押して、買い物に行き、料理洗濯をして妻の介護を行っていくという、なんともいえない映画でした。
それが暗い映画かというと、そうではなくして、夫は淡々と現実を受け入れて、颯爽と生活していかれます。
そこに、悩みの一輪さえ感じさせない、明るい映画でした。
■こう、淡々と暮らせるといいなーと、つい自分と比べて考え込んでしまったことでした。
こんな映画に感謝!!